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New York Psychologist's Life

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モーツァルトのトリオ

バイオリン担当のDebbieが腕をいためてしまったので、先週1週間はトリオの合わせ練習は中止となった。その間、教授とメンバー3人で話し合って今回は、Arenskyのトリオはやめて、Mozartだけに絞ることにした。

コンサートまであと2週間少しなので、無理に練習をしてまた腕に負担をかけるのはよくないという判断だ。また夏か秋に合わせる機会もあるだろう。

モーツァルトの曲について指導を受ける。Earle教授はピアノを専攻していたので、ピアニストにはとても細かい指示が飛ぶ。一つ一つの音のフレーズは本当に小さな違いなのだけれど、少し変えただけで音楽全体の印象ががらりと変わってしまうのは不思議だ。

Earle教授によると、一般的に「モーツァルトはロマンチックに弾くように」と指導する教授がアメリカには多いが、本来モーツァルトはクラシカルなので、最後の音の終わりは柔らかく減衰してはいけないという。

Jennyが指示通りに表現しようとするが、なかなか微妙な表現の違いを出すのは難しい。「頭では分かっているんだけど、すぐにはできない。」と言っていた。私がもしピアノ担当だったらきっともっと苦労していただろう。演奏会まであと少し細かいところを詰めていきたいと思う。
by hicello | 2005-04-20 23:04 | 音楽
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