最近、お金を拾うことが多いような気がする。ニューヨークの通りには、本当によく小銭が落ちている。特に目をギラギラさせて探しているわけではないのだが、道端にキラッと光るものがあるとつい目が留まって見つけてしまう。
「落ちているお金はたとえ1円玉でも拾って助けてあげよう。そうするとその親の10円玉が感謝して寄ってくる。さらにその親の100円玉が感謝して寄ってくる。さらに・・・」という話をどこかの本で読んだ。そんな訳で、道端で助けを求めているお金は拾ってあげることにしている。
特に地下鉄付近で小銭を見つけることが多いように思う。通勤時間など、みんな急いでいるときは落としても気がつかないのかもしれない。
夕方、Lawyers Orchestraの練習に行く途中、電車を降りようとしたところで10ドルを拾ってしまった。大親分の登場である。落とし主を探したが、誰も近くにいなかった。きちんと折りたたまれたきれいな10ドル札だ。持ち主は何故落としてしまったんだろう。もしかしたら、本のしおりとして使っていたのかもしれない。
こういう金額の大きい拾い物は、何とも扱いに困ってしまう。もともと自分のお金ではないので、できれば私用で使うことは避けたい。駅員さんに届けたとしても、お財布の落し物ではないので駅員さんのポケットに入って終わりかもしれない。今度どこかに寄付でもしようかな。。
写真:ロックフェラーセンター近くのRadio City。
大砲の前で斜めになっている兵隊さんがかわいい。